陸上論

短距離に必要な筋肉とは?

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陸上競技短距離に必要な筋肉とはなんでしょうか?

『ハムストリングでしょ?』『臀筋でしょ?』と大雑把に考えている人が多い印象です。なぜこの筋肉が重要なのか、また他にも重要な筋肉はあるのかを考えていきましょう。

まず、ハムストリングについてです。この筋肉、地面を押す際に必要な筋肉と勘違いしていませんか??

違います!実は遊脚の引き付けに必要な筋肉なのです。スクワットで地面を押すときに鍛えられるため、この意識が強くなってしまい、

ハムストリング=地面を押す筋肉と誤認されるようになっています。この感覚でハムストリングを鍛えて地面を押そうとすると、機能していないのに無理やり動こうとして肉離れが起きやすくなるわけです。

「肉離れ」の画像検索結果

でも大丈夫!地面を押すために必要な筋肉はちゃんとあります。

それは、、、大臀筋です。やっとお尻の筋肉が出てきました。

大臀筋=地面を押す筋肉なのです。支持脚を押し切る際にここが機能します。しかし、意外と皆さんハムストリングは強いのに大臀筋が弱い傾向にあります。その理由としては先ほど話した、ハムストリングの機能の誤認ともう一つ。

日本人は骨盤が後傾しているために大臀筋が機能しずらいことがあります。

「骨盤後傾」の画像検索結果

黒人は骨盤前傾型が多く、日本人は圧倒的に後傾型が多い。後傾型だと大臀筋の筋収縮と緊張がうまく機能せず、筋肉が発達しません。それを補おうとしてハムストリングで無理やり地面を押そうとして怪我をします。そのため日本人は意図的に大臀筋を鍛える必要があるわけです。鍛え方ですが、YouTubeに載せたのでぜひみてみてください!リンクも貼っておきます。

総括ですが、陸上競技短距離に大切な主要筋肉は

ハムストリング=遊脚の引き付け 大臀筋=地面の押し出し

です。久々にこの動画見たら、ちょっとハードすぎるので改良してもっと一般向けに動画作ります。笑

 

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