陸上論

オーバートレーニング症候群

投稿日:

オーバートレーニング症候群とは、過剰なトレーニングが長時間続くことによって疲労が徐々に蓄積し、回復できなくなった慢性疲労状態のこと。いつも通りパフォーマンスを発揮できなくなるだけでなく、日常生活でもカラダが重く感じたり息切れしたり、食欲低下、手足のしびれ、体重の減少などの「身体的な症状」と、不眠や不安、集中力低下などの「精神的な症状」が現れます。

オーバートレーニング症候群には明確な診断基準がなく、体調が悪いだけ、あるいは精神的に疲れているだけなど、あまり深刻にとらえられることがありません。また、調子が悪いのはコンディションが原因であると考え、調子を上げるためにさらにトレーニングに励んでしまう悪循環に陥りやすくなります。

とくに真面目で責任感があり、練習熱心なアスリートに多く起こりやすい傾向があるオーバートレーニング症候群。「もっとがんばらなくては」と自分を追い込んだ結果として陥ってしまうのです。

オーバートレーニングのチェック項目

・休息時の心拍数に変化はないか?
・血圧に変化はないか?
・食欲は減退していないか?
・体重や体脂肪率が急激に減っていないか?
・イライラや不安感がないか?
・注意力が低下していないか?
・寝つきが悪くなっていないか?
・寝入ってもすぐに目が覚めないか?
・筋肉痛が長引いていないか?
・筋トレの記録が長い間停滞していないか?

オーバートレーニングの症状は、人によってさまざまです。ここに挙げたチェック項目のすべてが当てはまるとは限りませんが、もし該当するものがいくつかあれば、オーバートレーニングの可能性があります。

オーバートレーニング症候群から回復するには

オーバートレーニング症候群から回復させるための方法は、休養以外にありません。不眠や不安感などの精神的な症状があれば、睡眠剤や抗うつ剤などの薬が処方されることがあるでしょう。しかしオーバートレーニング症候群は、薬で回復するものではないのです。

本人にとってみれば、長期間休養することによって周囲との差が広がるなど、焦りが生まれるかもしれません。しかし、ここで無理をしてトレーニングを続けてしまえば症状がさらに悪化し、復帰までの時間がより長くかかってしまいます。「軽い練習なら大丈夫かな」「ジョギングくらい問題ないだろう」などと、カラダを動かしたくなる選手は少なくありません。しかし、いざ始めてしまうと熱中して運動量が多くなったり、運動強度が上がってしまう場合があるので注意が必要です。

なお、休養期間中の選手の心理面を支えるためには家族やチームの監督、コーチ、チームメイトなど、周囲の人たちのサポートが欠かせません。

-陸上論

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

今年の戦歴と課題

お久しぶりです。なかなか更新できていませんでした。今日は、、、 自分のために今年の大会の戦歴を記しておこうと思います。そこから分析して今年の冬季練の課題を見つけて行こうと思います。 2021.4.24 …

シーズン初戦100m出場

  どうも髙木です。  待ちに待った100m初戦に行って来ました。せっかくなので自分への戒めを兼ねて走りの分析とフィードバックをやっていこうと思います。   では、早速ですが、100m初戦の動画です。 …

あけましておめでとう!

あけましておめでとうございます! 皆さんは2021年はどんな年でしたか?何かに挑戦しましたか?何かに打ち込みましたか?何かをやり遂げましたか? 私の2021年はパーソナル指導の生徒さんも増え、自分の競 …

シーズン初戦に参加した!

2021年4月24日 シーズン初戦に参加してきました!自己評価と今後の課題を発表します。私は、PDCAサイクルという考え方で陸上競技の能力向上を目指しているのでその考え方も説明します。 まずタイムです …

youtube登録者200人!!

些細なことですが、自分のyoutubeチャンネル登録者が200人を超えました。 大好きな陸上競技の魅力、トレーニングメニュー、有名選手との交流など、企画を考えて作っています。ぜひ見てください。自分の陸 …